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姉、父、そして実家からの卒業―
後れて目覚めた末っ子の、パワフル航海記

K.H.
2021年入社 ルート営業
休日の過ごし方:ショッピング、カフェ巡り、ライヴ
K.H.
  1. EPISODE 01
    “他人の人生”をなぞっていた

    三姉妹の一番下な私は、小さい頃から何でもかんでも“お姉ちゃんと一緒”。習い事をはじめ中学・高校も姉たちと同じ学校、短大に進学したのは姉たちが短大卒だから。やりたいことも特になく『他人がつくった船に乗っているだけ』、そんな10代を過ごしました。当時の私は「お姉ちゃんと同じ道を辿れば大丈夫」という憧れと安心感、「でも完璧な姉たちのようにはなれない」という嫉妬と劣等感、相反する想いを持つTHE・末っ子(笑)その反動か、大学時代は居酒屋バイト、アパレル短期、合コン、クラブ…興味があることすべてに手を出しました。お利口で従順な姉たちと、それをよしとする“実家”に反発したかったのかもしれません。

    いざ就職活動となったとき、一番困ったのは『やりたいことのなさ』。好きなもの・興味があることはいくつかあれど、“これ”というものがない。姉の人生をなぞっていたツケがここで回ってきたんです。当の姉たちは、地元・茨城で名の知れている父の紹介で地場企業に就職し、社会人として順調に活躍中。もちろん、気を利かせた父は私にもいくつか仕事を紹介してくれました。でも、「父に頼りたくない」「お姉ちゃんたちのようにはなれない」「でも自分ひとりで決めるのは不安」…そんな葛藤を抱えた私は、父の親切心さえもおせっかいに感じてしまい、就活そのものに後ろ向き。姉たちと同じ道を辿ることで、周りに比較されて落胆させてしまうことが怖かったんです。ギリギリまで悩みましたが結局はひとりで決断できず、父御用達のハイブランドショップへ入社することに。大好きなアパレル業界ではあったものの、不本意ながらの就職でした。

  2. EPISODE 02
    「自分で決断すること」への責任と挑戦

    地元で始めたアパレル店員は、父の行きつけのお店だったこともあって過ごしやすく、好きな服に囲まれて楽しかったです。でもやはり、激務で自身の将来を考えることが難しく感じたため、ある程度の役職に就いた段階で退職しました。次は事務スキルを身につけようと、ハローワークで紹介された製造会社に営業事務として入社。実は、この転職も不本意でした(笑)本当は上京がしたかったんです。この頃には迷いも葛藤も消え、とにかく早く自立したい・親元を離れたい。でも、スキルも経験も何もない状態で実家を飛び出すのは不安―、よって『上京資金が貯まるまで・事務スキルが身につくまで・社会人として自信がつくまで』この3つを目標に掲げました。その後、キッチリ3年で退職。住む家も自分で決めて、次のステップへと舵を切りました。

    2回目の転職で大切にしたのは、『ウソをつかない(取り繕わない)』こと。今度こそ長く勤めたかったので、自分が思っていること・やりたいこと・すべてを真摯に伝えようと思いました。ありのままの私を受け入れてくれる、納得できる会社に身を置きたかったんです。前職での経験から、人のサポートや管理が性に合っていると感じていたので、「営業アシスタント」の軸で職を探しました。数々の面接を受けて、印象に残ったのがここ。面接担当の方に「もしかして、人と話すこと好きですか?」と、言ってもいないことを見抜かれたのが衝撃的で(笑)『駒としてではなく、“ひとりの人間”として中身をしっかり見てくれる』、直感的にそう感じたのを今でも覚えています。面接が入社の決め手でしたね。

    ところが入社3ヶ月後、突然「ルート営業」への職種変更の打診を受けます。甘やかされて育ってきた私にとって、ノルマがあって業務量も多いと聞く “営業職”はハードルそのもの。正直、絶対にできない仕事だと思っていたんです。でも、アパレルで培った対人スキルには自信がありましたし、ここには信頼できる同僚や先輩もいる。何より、自らこの会社を選んで入社した “自分への責任”がある―、とても悩みましたが提案を飲んでみることに。今思うと、きっと実家にいたら決断できなかった。良くも悪くも、自立したからこそできた挑戦だったかもしれません。

  3. EPISODE 03
    私の人生は「私が船長」

    おそるおそる始めたルート営業。最初は右も左も分からず、やはり気苦労は多かったです。特に、引き継いで初めてのお客様にお会いするときは今でも緊張気味。しっかり事前準備をして、気合を入れて会いに行くことにしています。そんなさまざまなお付き合いの中で、とあるお客様に「あなたのおかげで良い人が採用できたよ、ありがとう」と言われたときは、嬉しくて泣いてしまったことも(笑)みんなで協力して営業目標を達成したり、お客様に必要とされたり…頭を悩ませる場面も多いですが、「ルート営業」の仕事を通して“自分の人生を生きられるようになった”。ふわふわしていた学生時代とは比べ物にならないくらい、考え方も視野も広がりました。きっと突然の職種変更は、私に『まだまだ伸びしろがあるぞ!』と気づかせるためだったのかも。社内に相談相手がいること、社長や上司との距離が近いこと、同年代が多いこと…すべての環境に恵まれてやっと今、私は“私の人生”の舵取りをしています。

    なんて、仕事に一生懸命な私ですが、将来は売上を気にせずにゆる~くカフェやアパレルショップをやってみたい(笑)好きな場所で、好きなものを、好きな人たちと共有して笑って過ごしたいです。どんな仕事でも「肩ひじ張って緊張しながら働く」って窮屈じゃないですか。そういう想いもあって、現在は日々お客様に向き合いながら、RSの“潤滑剤”の役目も担っています。積極的に新人さんへ話しかけたり、社内イベントを盛り上げたり、難しい顔をした上司を笑わせにいったり…(笑)みんながのびのび過ごせる環境であってほしいですし、そんな役割の社員がひとりくらいいてもいいんじゃないかな、と思っています。

    それと、これからは家族との時間も大切にしたい。離れたからこそ『ずっと一緒に居られるわけではない』と分かったんです。だからこそ、手をかけてくれた父をはじめ母・姉・祖父母など家族みんなに恩返しをしていきたいと思っています。時間は有限、“今しかできないこと”に挑み続けながら仕事もプライベートも頑張ります!

【求職者の方へ】

Qどんな人と一緒に働きたいですか?
A忍耐強い人、やるべきことがやれる人
QどんなスキルがあればRSで働けますか?
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