株式会社リクルーティングサービス採用サイト

その距離、約2,000km。
迷いと実践のなかで気づいた「大切なこと」とは。

S.T.
2006年入社 北広島事業所 営業
休日の過ごし方:地域ボランティアへの参加、家族と過ごす
S.T.
  1. EPISODE 01
    破天荒人生の幕開け

    はじまりは、遥か昔の2006年。『30歳までに焼鳥屋をやる』という大きな野望を持って、知識を蓄えるためにまずは地元・岡山県の地方銀行に新卒入社しました。しかし、たった9ヶ月で退職。“銀行員”という職業がどうも肌に合わなかったんです。そもそも焼鳥屋をやるにはちょっと遠回りだったかもしれません(笑)夢のため、考え行きついた次の志望先は「リクルート」。ホットペッパーをはじめ、飲食店開業に必要な人脈・情報・ノウハウ・不動産…すべてが一度に得られそうだなと。大学在学中に出会った妻と遠距離中だったこともあり、転職のタイミングで上京を決意。24歳で神奈川県に生活拠点を移しました。

    他のリクルート代理店やリクルート本体も受けたのですが、ここの印象は別格でした。当時のRSは設立3年目。まだまだ事業を始めたばかりのスタートアップで、当然面接は社長と1on1。かなり緊張しましたが、実際話してみると大盛り上がり!特に、夢の話を熱心に聞いてくれたことがもう嬉しくて嬉しくて、気がつけば3時間も経っていました(笑)「ここで夢を切り拓くぞ!」という期待を胸に入社を決意したんです。ただ、入ってしばらくしてから『扱うのはリクルートの“人材領域”だけ』(=全領域・全商品を扱うわけではない)と知るのですが(笑)でも、そんなことが気にならないくらい本当に楽しかった。まだ部署も担当地域も細分化されておらず、同世代のメンバーたちと会社の皆で目標に向かって突き進むワンチーム制。「人と一緒に何かをすること」や「人:人で会話をすること」が、自分のやりがいなんだとRSでの仕事を通して感じました。夢は夢のままに、この道でやっていこうと心に決めたんです。とある飲食系企業と出会うまでは(笑)

    その会社は革新的かつ将来性があって、思い描いていた夢やポリシーと非常にマッチ。まさに運命的な出会いでした。昔からの憧れと熱い想いが先行し、勢いで仕事を変えてみることに。たくさんの後輩や上司に見送られながらRSを卒業し、人生2度目の転職に踏み切りました。ところがなんと、入社数日で倒産が決定。転職して4ヶ月もしないうちに会社がなくなってしまい、30半ばで路頭に迷うことになりました。今となっては笑い話ですが…いやあ、かなりしくじりましたね(笑)

    そして、なんやかんや・すったもんだありまして2018年にRSへ再入社。結局、この仕事の楽しさを上回る場所がなかったんです。イチから頑張ります、ということで出戻りの形をとらせてもらいました。本当にありがたかったです。

  2. EPISODE 02
    すべてを置いて、新しい舞台へ

    RSに再入社後しばらくして、社内で「北海道に新しく事業所を立ち上げる」という話が上がりました。事業部長の候補として挙がったのは、自分の名前。マイホーム・家族・大切なお客様をこちらに置いて、前例のない場所へ旅立つことの不安や怖さはありました。しかし、『誰もやったことがないことをやる』…チャレンジ精神がくすぐられてOKしてみることに。「やらない後悔よりやった後悔だ」と信じて、長年暮らした神奈川から北海道・北広島市へ単身で移住しました。2021年7月のことでした。

    最初の1年間は本当にキツかった。コロナ禍でお客様のニーズがない、頼れる仲間や話せる相手がすぐそばにいない、知らない土地で右も左も分からない…「人:人」がモットーの自分にとって、独りぼっちの環境は想像以上に堪えました。

    当時を振り返ると、視野も狭く孤独な世界をさまよっていたと思います。それでも、やるしかない。一歩一歩着実に、足場が壊れたらその場で直して、また歩き出して…トライアンドエラーを繰り返しながら、とにかく『今をどうするか』に集中したんです。すると、いつのまにか『今をどう楽しむか』に考えがシフトしていました。逆境をただ悲観するのではなく「どうにか面白く・楽しくできないか」とポジティブに考えれば、良い方面に向かいやすいことに気がついた。やがて視野も広がり、新たな出会いも仲間も増えて、だんだんとコロナも落ち着き始めて。挫折からの立ち直りをこの歳で経験するとは思ってもみなかったです。『厳しく寒い冬が明けて、穏やかで暖かい春になる』―、ドラマのような移り変わりをここ北海道で体験しました。

  3. EPISODE 03
    新天地が、“第三の故郷”に

    現在、北広島オフィスはコールセンターとして運営しています。アポインターの主婦さんたち(パートスタッフ)によるお客様への商品ご案内がメインで、なかでも「固定のお客様の対応」と「テレアポスタッフさんの取りまとめ」が自分のミッションです。関東のお客様がほとんどなので、仕事の9割はリモート。電話・メール・チャット・WEB会議ツールを駆使し、ペーパーレスで効率的に業務を進めています。日々やることは多いですが、創意工夫しながら楽しくやれていますよ。ただやはり、対面で伝わっていたことが文字や画面越しだと途端に伝わらなくなる、気軽に会えないだけで心の距離も遠くなる…改めて『日々のコミュニケーションの大切さ』、そして『気遣ってくれる人たちのありがたさ』を実感しているところです。遠くにいても関係を続けさせていただけるお客様、前のめりに頑張ってくれるパートさんたち、裏で支えてくれる渋谷オフィスの皆には感謝してもしきれません。

    「北広島事業所」と「北海道そのもの」、2つの未開拓地をゼロから切り拓くにあたって、喪失感も充足感も経験しました。出身地・岡山県から北海道まで、総距離1,932km。当初は縁もゆかりもない土地でしたが、今では大きく成長させてくれた“故郷”のような場所だと感じています。今はまだ自分のことでいっぱいいっぱいですが、ゆくゆくはここを事務所ではなくひとつの会社(分社化)にして、地域やお客様のつながりを活かしてもっともっと活性化させたい。この土地に貢献していきたいと思っています。そんなわけで、遊び半分・仕事半分で地域ボランティア活動への参加が今のマイブーム(笑)もちろん、家族とのコミュニケーション(2ヶ月に1回の帰省)も欠かしません。「人:人」の重要さが身に染みて分かっているからこそ、これからも大切なモノ・人・コトには時間や労力を惜しまず尽くしていきたいです。

【求職者の方へ】

Qどんな人と一緒に働きたいですか?
A良い意味で真面目すぎない人、考えながら動ける人
QどんなスキルがあればRSで働けますか?
A周囲への気遣い力、何とかなるやろ精神
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